AWS Builder Labs (セルフペースラボ) の Introduction to Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) をやってみた
AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは
AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは、AWS Skill Builder 内で提供されている AWS の学習コンテンツであり、以下の特徴があります。
- ハンズオン形式で実践的な学習ができる
- AWS のラボ環境が提供されるため、コストを気にせずに学習できる
- オンデマンドで利用可能なため、時間や場所を問わずに学習できる
注意点として、AWS Builder Labs の利用には、個人またはチームのサブスクリプション契約が必要となります。
私は個人サブスクリプション (29 USD/月) を契約して AWS Builder Labs を使用しています。
詳細は公式サイトをご参照ください。
Introduction to Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) とは
Introduction to Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) とは、AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されているコースの1つです。
コースの概要は公式サイトより引用します。
このラボでは、AWS マネジメントコンソールを使用して Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) について紹介します。Amazon EBS の基本的な概念をステップバイステップで説明し、EBS ボリュームを作成して Amazon EC2 インスタンスに添付する方法、スナップショットを作成する方法、スナップショットから EBS ボリュームを復元する方法を示します。
所要時間は約1時間であり、日本語版のコースも提供されています。
今回は上記の日本語版コースをやってみました。
コースの流れは以下です。
- EBS ボリュームを作成し、EC2 インスタンスに添付する
- 添付された EBS ボリューム上でファイルシステムを作成し、設定する
- EBS ボリュームのサイズを変更し、ボリューム上のファイルシステムを拡張する
- 既存のアプリケーション向けに EBS ボリュームタイプとプロビジョンされたパフォーマンスを変更する
- 既存の EBS ボリュームのスナップショットを設定する
- 既存のスナップショットから EBS ボリュームを復元する
- 課題タスク
1. EBS ボリュームを作成し、EC2 インスタンスに添付する
ここでは新しい EBS ボリュームを作成して、EC2 インスタンスにアタッチしていきます。
またラボ側で事前に用意された複数の EBS ボリュームがあり、こちらにタグ付けもしていきます。
2. 添付された EBS ボリューム上でファイルシステムを作成し、設定する
ここでは EC2 インスタンスにセッションマネージャーで接続し、EBS ボリュームの設定を進めていきます。
セッションマネージャーでの接続はすでにラボ側で準備くれているため、マネジメントコンソールからすぐに接続可能です。
mkfs コマンドによるファイルシステム作成、mount コマンドによるマウント処理、/etc/fstab ファイルへの追記によるマウント永続化を実施していきます。
3. EBS ボリュームのサイズを変更し、ボリューム上のファイルシステムを拡張する
ここでは EBS ボリュームのサイズを増やし、その後ボリュームのファイルシステムを拡張していきます。
まずはマネジメントコンソールからボリュームのサイズを増やしましょう。
その後、再度セッションマネージャーで EC2 インスタンスに接続し、resize2fs コマンドによりファイルシステムを拡張していきます。
4. 既存のアプリケーション向けに EBS ボリュームタイプとプロビジョンされたパフォーマンスを変更する
ここでは EBS ボリュームのボリュームタイプ、IOPS、スループットを変更していきます。
5. 既存の EBS ボリュームのスナップショットを設定する
ここでは EBS ボリュームのスナップショットを取得します。
6. 既存のスナップショットから EBS ボリュームを復元する
ここでは先ほど取得したスナップショットから EBS ボリュームを復元し、EC2 インスタンスへアタッチ後、OS 上からマウント処理等を行っていきます。
まずはスナップショットから EBS ボリュームを復元し、EC2 インスタンスへアタッチしましょう。
再びセッションマネージャーで EC2 インスタンスに接続し、マウント処理等を実行していきます。
既存の EBS ボリュームのスナップショットから復元した EBS ボリュームであるため、ここではファイルシステムのフォーマットは不要です。
また元 EBS ボリューム内に存在したファイル (file.txt) が、スナップショットから復元後にも同じく存在していることも確認していきます。
7. 課題タスク
最後の課題タスクはオプションです。
これまではラボ側が詳細に手順を提示してくれましたが、最後は自身の力で EBS ボリューム作成、EC2 へマウント、スナップショット作成を進めていきます。
ここまで学んできたことの復習もかねて、ぜひ取り組んでみましょう。
まとめ
実際に本コースをやってみて、初めて EBS を触るという方には勉強になるコンテンツではないかと思いました。
ラボ側で詳細に手順を提示してくれるため、特につまずくことなく誰でもコースを完走することができるかと思います。
提示される手順と、実際のマネジメントコンソール画面にほとんど差異がないのが本当に良いです。
今後も AWS Builder Labs のコンテンツを試してはブログ化していきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!